《2017.5.6 放送分の書き下ろしです》
南さん)それでは稲川先生、今日のテーマを教えてください。
稲川)今日のテーマはこちら。健康美人の条件“太らない”
南さん)なるほど。太らないっていうのは、自信を持って恋愛するためにも重要な事ですし、それから外見だけではなくて太るとやはり体に悪影響が出てきますよね。
稲川)太るとはどういう事かというと、体の体積が増えるという事なんです。
つまり、筋肉の体積と脂肪の体積とでは2.7倍くらい違うんですよ。
脂肪の方が2.7倍大きいんです。
だから、体重は一緒でも体型が太って見えるということは皮下脂肪、もしくは内蔵脂肪、そして体脂肪率が上がってきたという事になりますね。
体脂肪率が増えてくると医学的にはもちろん色んな生活習慣病などのリスクがあるというふうに言われているのですが、私は、一番太ってきてしまってよくないことは血圧が上がりやすくなる事だと思います。
南さん)そうですか。
稲川)血液のポンプが強くなるということなんですけど、たとえば、とても澄んだ川で、お魚が生き生きとゆっくりとエサを食べていますよね。
ところが、激流のように流れが早くなると、お魚はエサを食べれなくなりますよね。
南さん)たしかに…
稲川)激流になると体の中も細胞がしっかりと栄養が補給できにくくなるということです。
南さん)それは大変ですね。
稲川)ですからお肌に影響がいく。
そして同時に肩こりとか、こういった症状が随所に出てきます。
そうすると今度は自分らしい状態でなくなってくる。負のスパイラルを生んでくるということですね。
これが一番よくないという事だと思います。
南さん)なるほどね。では太らないために気をつけたい事はどんな事がありますでしょうか。
稲川)そうですね、たくさんあるんですが、ひとつは今どうしても便利になって外食とか、外で作ったものを買ってくるということが多いんですけれども、もちろん美味しいんですけども、比較的飽和脂肪酸と糖質が多くなって、食物繊維が低くなるんですね。
なんとなくそういうのをお感じになってくる。
ですからやっぱり自分で一日1食から2食は自分で作っていただきたい。
特に私なんかは、朝にローフードという生のお野菜とか穀物などに豆乳を入れたりしたこういったローフードなんかを作っていただくといいと思いますね。
それから食事をよく抜く人も太りやすいです。
脂肪が増えやすい。食事をよく抜くと体の中に飢餓細胞という飢えた細胞が増えてきまして、吸収がよくなるわけですね。
それで、脂肪に貯めておこうという働きが出てきますから、食べた時の吸収量も非常に高くなりますので、3食とるのであれば一定の時間に適量をとっていただきたいです。
南さん)いたずらに抜くと返って逆効果という事ですね。
稲川)逆効果になるんですね。
そして3つめは夜9時以降の食事は覚悟を決めて食べて頂きたいです。
9時以降になりますと、メラトニンというホルモンなんかも出るんですね。
体は睡眠モードになります。
逆に摂ったエネルギーを中長期的に保存しようという事で、BMAL1(ビーマルワン)というホルモンが出てきて食べたものをほとんど脂肪に変えていくんですね。
ですから、9時だとギリギリ。10時〜夜中の2時頃に食べたものの80%くらいは脂肪に成り代わりやすいという事を覚悟して食べていただきたいということですね。
南さん)あの私、女優の若尾文子さんとご一緒したことがあるんですけれども、夕方6時以降は一切ものを口になさらないと仰っていました。
稲川)すごいですね。だからああやってお綺麗なのですね。
南さん)そうですね。食生活、そして生活リズムを是非見直してみてはいかがでしょうか。
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